コラム

死霊の盆踊り

「死霊の盆踊り」と言う映画があります。

むかーしにレンタルビデオで観た、おバカホラー映画です。

タイトルの元ネタは言わずと知れたスプラッターホラー映画の先駆けとも言えるサム・ライミ監督のデビュー作、「死霊のはらわた」でしょう。

「死霊のはらわた」は低予算ながら、クトゥルフ神話の世界観を裏設定にしていたり、誰の視点だか良く判らないカメラワークからの迫力ある演出などサム・ライミ監督の映像センスが垣間見えて当たっただけあると思いますが、20年ほど前にこの映画が当ったので有象無象の「ゾンビみたいなの」がでてくるホラー映画が量産されました。

件の「死霊の盆踊り」も日本に持ち込まれたのがその頃なので、その類の映画だと思っていたのですが、最近調べてみたら、アメリカでの公開は1965年で、もっと古い映画だと言うことでした。ただ、日本語タイトルは「死霊の~」のブームにのっかって付けられたんでしょうが。(笑)

当時なんの前情報も無く、レンタル店に並んでいるパッケージを見てタイトルのインパクトだけで借りてみたんですが、とりあえず死霊達(?)は集まって踊りを繰り広げてました。まぁ、元々アメリカの映画なのでそれがタイトルの盆踊りである訳もないですが、それにしてもダラダラと良く判らない踊りを延々と続けます。そして、これと言ったストーリーも無く、なんとなく進んで終わってしまいます。

「もうすぐ面白くなるかも!」と、期待しながら我慢して見続けていたのに、とってもガッカリした覚えがあります。(苦笑)

後で知ったのですが、この映画は「史上最低のハリウッド映画」と呼ばれるほどの映画らしく、逆にそのつまらなさにカルト的な人気が出たくらいだとか…

夏になり、近所で祭りの音を聞いて、ふと思い出したので書きとめてみました。

映画の話 2011/08/10

マジックを教えるということ

2010年の初め頃からマジックの講習づいていて、それがずっと続いています。
お世話になっているフレンチドロップでのマジック教室やタレントさんへの個人レッスンなど。

また、ショーの性質にかかわるのだけれど、地域の子供会など知育も合わせた啓蒙的なイベントなんかだったりすると、ショーの後に簡単なマジックの講習をセットで依頼されることもあります。

マジックを趣味にしている人達に講習するのは良いのだけれど、ショーと一緒に、元来種明かしにあたるであろう講習を一緒にやると言うのは、夢を壊さないで楽しんでいただく上では難しく、個人的には嫌いなやり方なので断ってきたのです。
やっぱり少なくともその場では、マジックは魔法として楽しんでもらいたいものですからね。

昔は人にものを教えるなんて考えもしませんでしたが、子供たちの知育が目的と言われたら、少しはやっても良いかな?なんて気になって来るものです。
啓蒙なんて大それたことは思いませんが、これから育つ子供達がいろんなマジックの楽しみ方を知るきっかけになるかも知れないと思ったら、ちょっと楽しくなるじゃないですか。

先日、そんな講習を行った後、数週間してその感想を聞く機会があったのですが、その時のマジックショーがとても楽しかったので、子供の一人が将来マジシャンになりたいと言っているそうです。
その子が楽しんでくれたのはとても嬉しいのですが、次には将来マジシャンなんて仕事を選ばずに、もっと儲かる仕事をしなさいと教える大人たちの姿が目に浮かんで。。。(苦笑)

マジックの話 2011/08/01

DVDを買うということ

映画はとっても好きで、映画館にも良く観ますし、レンタルも良く借りて観ています。
気に入った映画のDVDは手元に置いておきたくて、コレクション的になってきてます。

特に集めようという気は無いのに、欲しいものを買っているうちにたまってしまっていると言う状況なのですが、これがいけない。
初めから集めようと思っていれば、ここにはコレをあそこにはアレをと計画的に置く場所を決めたりと、出来るんでしょうが、知らない間に数が増えている(いや、自分で買っているんだけどね。)ので、とりあえず置いてある棚はその重みに耐えられず落ちそうになり、部屋にあふれてきています。

友人の中には、持っていても全てをいつも観る訳では無いのだから、レンタルで充分と言う人もいます。このご意見はごもっともだと思います。
しかし、私の持っていたいDVDはちょっとマイナーに分類されるマジックや魔法を題材にしたファンタジーやミステリー系だったりするので、古くなると大手のレンタルショップでも1本置いてあるかどうかなので、観たいときに観られないかもという恐怖心から購買行動に走ってしまうのです。

将来的にもっとネットワークが発達して、ビデオ・オン・デマンドでいつでも観たいものが動画配信されるて観られるようになれば、この恐怖心は無くなるのでしょうか?
でも、いろんな動画配信サイトのラインアップを眺めていても、私が持っている映画のタイトルが見当たらないので、しばらくはこの恐怖は続きそうです。

映画の話 2011/07/29