コラム: マジックの話

「ヒューゴの不思議な発明」と「奇術のたのしみ」


映画「ヒューゴの不思議な発明」を観てきました。
監督の映画への愛情と力を表現したいとか言うコメントだけ知っていて、あまり予備知識なく鑑賞。
タイトルから魔法が出てくる系のファンタジー映画かと思っていたけど、魔法は無し。(邦題つけた人、ウケようと狙いすぎだと思う(^_^;))
ただ、当初の期待とは違ったけれどノスタルジックな雰囲気で感動も有って面白かった。
更にマジック絡みのネタが沢山出てきて、予想外にマジシャン映画としても楽しめて得した気分です。

で、作中で自動書記の機械人形や世界初のSF映画である「月世界旅行」が重要な役割を果たすのだけれど、それらが紹介された本を昔読んだのを思い出しました。
写真がその本、松田道弘さんの「奇術のたのしみ」です。
(写真の左がハードカバー版で恐らく絶版、右の文庫版は多分入手可能かと思います。)


高校時代に初めて読んだ時、ワクワクしながらどんどん読み進めた記憶が懐かしいです。

この本は、元々子供向けに書かれたものですが、マジックの歴史や探偵小説、最近なんだか流行っている錯視やトリックアートなんかも紹介されていて、大人でも充分楽しめる内容だと思います。

たまたま知人にマジック関連の読み物を教えて欲しいと頼まれていたところだったので、タイムリーですし、紹介しておきます。

マジックの話, 映画の話 2012/03/03